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Beauty Conditioning Time

Chapter

5

「紫外線とパフォーマンスの関係」について調べてみました

【⑦日焼けとパフォーマンスの関係】

前回、活性酸素というキーワードが出てきました。活性酸素は、少量であれば体内に侵入した細菌やウィルスを撃退する力を持っています。ですが、多く発生しすぎると悪影響があるんです。アスリートの場合は活性酸素の耐性が一般的な人より強くなっていますが、それでもスポーツをすれば呼吸数が増え、筋肉や皮膚や内臓といった器官が活発に働き、活性酸素が発生します。アスリートの耐性をもってしても対応しきれない量です。前回お話した通り、活性酸素は疲労物質を作ります。特にエンデュランス系スポーツではこれが大問題。疲労物質の発生の元である活性酸素の発生を抑制することがパフォーマンスに直結するわけです。

では、すぐにでもこの活性酸素の発生を抑制する方法はあるのでしょうか?
それが、日焼け止めを使うことなんです!
皮膚を守ろうとする活動が抑制できれば、皮膚で使うエネルギーを筋肉で使うことができ、皮膚で発生する活性酸素を抑制できます。
前回、皮膚に多くの血流量を取られるというお話をしました。強度により変化はしますが、運動時は平常時の5倍くらいの血流量になります。その増えた分のほとんどが筋肉と皮膚に回ります。つまり、増えた血流を筋肉と皮膚で取り合っているということ。皮膚で使う量を極力減らして、筋肉で使いたいですよね。

では、実際に皮膚はどのくらいのエネルギーを使っているのでしょうか。
日焼けは軽い火傷と同じ。火傷の場合のデータを例にして見てみましょう。
広範囲の火傷を負った場合、病院での治療では、普段の生活に必要なカロリーよりも1.5〜2倍ものカロリーを投与することがあるんです。つまり、皮膚の保護と回復にそれだけのエネルギーを必要としているということですね。このデータを見ると、日焼けでも多くのエネルギーが必要になるであろうことは容易に想像できます。これが日焼けがパフォーマンスに影響する、疲れを感じる仕組みです。

ちなみに、内臓は平常時でも運動時でも血流量はほとんど変わらないそうです。普段と同じエネルギー量で5倍くらい働かされているんですね。内臓もクタクタです。内臓でも活性酸素が発生し疲れている、筋肉も同様。とするならば皮膚でエネルギーを使っている場合ではありません。エネルギーが足りなくなってしまいます。

これまでのトレーニングをきちんと成果に結びつけたい。使わずに済むところに無駄にエネルギーを使うのはもったいないですよね。
もちろん、レース後の回復も遅れてしまいます。日焼け止めを塗ることはすぐにでもできること。もちろんレースだけではなくスポーツをしっかり楽しんだ後に疲れを見せずにいることもとてもかっこいいですよね!
今までやってこなかった方はぜひやってみてください。130_3705 (トリミング)

合わせて、ご自身のするスポーツや環境に耐えられる日焼け止めを選ぶこともとても大事です。
トライアスロンをするのに水で流れ落ちてしまえば最初のスイムで落ちてしまい役に立ちません。当然、汗で流れてしまっても役に立たないどころか目に沁みてマイナス要因になってしまいます。
日焼け止めをしっかり選んで正しく使うことで間違いなくパフォーマンスアップに貢献してくれますよ。
もちろん日焼けしたくない、白い肌がいい!と言う方もしっかり選んで正しく使ってくださいね。

Chapter

5

Chapter5は終了。Chapter6は近日公開します