‟気になる”を調べてみました

肌ケア豆知識

Chapter 1
「日焼け止め」について 調べてみました。

⑤ 日焼け止めを選ぶ基準は?

ご自分の肌タイプ、日焼け止めがなにでできているかが分かったところで、具体的な選び方を考えていきましょう!

いろいろな日焼け止めが売っていて、どれを使えばいいかわからない・・・という方はたくさんいらっしゃると思います。

私も少し前までは、選び方がよくわからないのでとりあえずSPFの高いものを選んだり、なんとなく名前を聞いたことがあるものを選んでみたりしていました。

まず、日焼け止めには「SPF」と「PA」二つの指標が書いてある製品がほとんどです。これが「どれくらい日焼けを防げるか」という指標になっています。簡単に言ってしまえば、この指標が大きければ大きいほど日焼けを防ぐことができます。なので、この指標が大きい日焼け止めを選んでいる方が多いですよね!

おさらいになりますが、「SPF」は紫外線の中でもB波(UVB)と呼ばれる、肌が赤くなる原因となる波長が短い紫外線を防ぐ指標です。日焼け後に肌が赤くなるのはこのB波が主な原因。

日本国内では最大で50+まで表記でき、海外にはなんと100(!)の製品まであるんですよ!

「SPF」は「どれだけ赤くなりにくくなるか」の指標なわけですが、これは例えば紫外線に当たると20分で赤くなる肌が、SPF50の日焼け止めを使えば20×50=1000分赤くならない、という目安になります。1000分というと16時間ちょっと。つまり、SPF50の日焼け止めでも規程量が肌に残ってさえいれば朝から晩まで外にいても肌が赤くならないはずなのです。

でもSPF50+の日焼け止めを塗ってても赤くなった!という人は、規程量が足りなかったり、日焼け止めが落ちてしまったのかもしれませんね。

そして「PA」は、紫外線の中のA波(UVA)と呼ばれる、しわやたるみなど、肌老化の原因となる波長を防ぐ指標。

このA波が肌の奥深くまで届くことがあり、活性酸素を作り出してDNAなどにダメージを与えるということは第二回でもお話した通りです。

この「PA」は日本国内では++++まで表記できます。+の数が多いほど、A波を防ぐ効果が大きくなります。

基本的には、より指標が大きいほど紫外線を防ぐことができます。が、いくら指標が大きくても、肌に残っていなければ意味がない!例えばSPF50+の日焼け止めを使っていても、海やプールに入って流れ落ちてしまえば、流れ落ちないSPF30の日焼け止めのほうが効果は高くなってしまいます。

逆に、汗をかかなかったり、海やプールに入らなかったりと、日焼け止めが流れ落ちるシチュエーションがないのであれば、SPFが高ければ高いほど効果があるということになります。

なので、日焼け止めを選ぶときには、まずはSPFやPAの値を見て、自分がどれくらい焼けたくないかを基準にしましょう!

そして、自分がどんなシチュエーションで使うかに合わせ、汗や水で落ちにくいかどうかや、自分の肌に合うかどうか、使い勝手や使い心地はいいかなどを踏まえて選択するといいと思います。

使い心地に関しては、まずはテスターなどで試してみるのが理想ですね!

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