本日はフルタイムワーカーでありながら2017年全日本トライアスロン宮古島大会で総合9位(日本人2位)に入りました森田翼さんにスポーツとライフスタイルについてインタビューしました

一戸:まずはトライアスロンを始められたきっかけを教えてください

森田:偶然、体育会トライアスロン部がある大学入学をきっかけにトライアスロンを始めました。元々は陸上競技をやっていたんですが、一浪して入学してみたものの陸上競技を続ける熱意が冷めていたので、その経験を活かせるスポーツということでトライアスロンを始めました。高校は強豪校ではなかったけど、大学では強いチームでやってみたくて、強かったトライアスロン部に入りました。

一戸:陸上は長距離ですか?

森田:中長距離でした

一戸:自転車とスイムの経験は?

森田:全くありませんでした。自転車はママチャリにしか乗ったことなかったし、スイムも学校の授業でしかやったことなかったですね

一戸:トライアスロン部に入って最初はどうでしたか?

森田:今ほど専門性は高くなかったので、2年目からはそこそこの成績は出せるようになってました。スイムが一番大変でしたけど、スイム経験がなく始めるトライアスリートと同じですよ。当時は泳げる!って根拠のない自信がありましたけど(笑)

一戸:大学時代はショートですか?

森田:そうですね、オリンピックディスタンスです。大学卒業1年目にプロトライアスリートになったんですが、その年に佐渡島でロングの世界選手権があってエイジグループの日本代表で優勝して、次の年の宮古島(宮古島トライアスロン)でも優勝(総合入賞)しました。それから20代のうちは選手を続けていましたが、プロと言っても不安定な生活でしたから20代のうちに就職して結婚していわゆる普通の生活になろうと思っていたので、29歳で引退して就職、結婚しました。最初の会社で7年ほど働いて今のトライアスロンをターゲットにした会社に移り、トライアスロンを再開しました。

一戸:7年間トライアスロンから離れていたんですね

森田:そうですね、自転車に乗ることはありましたが、トライアスロンは全くやっていませんでした。泳いだのも3~4回くらいかな、ランニングは10回もない

一戸:極端ですね

森田:とは言っても自転車は本格的に乗ってましたね

一戸:転職したのはトライアスロン関係の会社だったからですか?

森田:それもありますね。それだけじゃないですが、トライアスロンの現場に戻りたい気持ちがありました。

一戸:7年間離れてみてトライアスロンって面白いなって思ったんですか?

森田:そうですね・・・。やりたい仕事とも違ったしトライアスロンの仕事をしたい、現場に戻りたいってのもあったけど、トライアスロンをやりたいから転職したわけではないです。やりきったと思っていたので、どうしてもトライアスロンをやりたいという訳ではなかったですね。

一戸:トライアスロン業界に戻ってマーケティングの仕事をされてますよね?

森田:元々は営業だったんですが、途中からマーケティングもやるようになって今はセールスマネージメントと3つやってます。仕事は仕事、趣味は趣味なので、トライアスロンにかかわった仕事をしてますが趣味とは別ですね。そこを絡めないようにしています。

一戸:トライアスロンは仕事以外の時間にやる趣味ですね

森田:そうですね。今となっては「好きなことを仕事にしていいですね」って言われるんですが、どの業界で働くのが自分を一番活かせるかと考えたときに、培ってきた経験を活かせるトライアスロン業界だっただけで、トライアスロンが趣味だから選んだわけではないです。

一戸:今の仕事をしながらトライアスロンをしない選択肢はあったんですか?

森田:そうですね、元々トライアスロンをやりたいから今の会社に転職したわけではないので。転職してすぐにトライアスロン駅伝に誘われたんですけど、めっちゃ嫌でしたね。1回泳ぎに行きましたけどこんなキツイの絶対嫌って思いました(笑)

一戸:やってきたのに?

森田:無理だと思いましたね。だからあまり練習しなくて、本格的に復帰したのは現役時代から応援してくれていた人が「宮古島は65歳が定年で出られなくなるから65歳になる2年後に出る」と聞いて一緒に出ようかなって思ったんです。でも簡単には出られないんです、実績を積んで更に選考があるので。今は違うけど当時は選考レースだった佐渡の上位入賞者は出場権を得られるので、まずは佐渡に出て宮古島に出て、次の年に一緒に宮古島に出ようと、それがきっかけで本格的にトレーニングを再開して復帰しましたね。

一戸:朝30kmくらい走っていると聞くと趣味の範囲に入るか分かりませんが、選手時代と趣味でやるトライアスロンは違いますか?

森田:大きく違うのは選手のときは時間があってトライアスロンを中心に全てが動いていましたけど、今は仕事があって家族がいて、いろんな制約があって時間が限られているので、ひとつひとつのトレーニングを大事にするようになりました。昔は体調が悪いから、脚が痛いから休もうかなってことがあって、それも選択肢の一つで間違いではないと思いますが、今は時間に限りがあるので集中してやってますね

一戸:練習量はどのくらいですか?

森田:時間でいうと週に20時間が目標です。平日は2時間を4回、週末に6時間を2回で20時間ですね。それくらいやらないとロングできちんとした結果は出せないですね。もちろん出張があったり家族行事があったりで必ずではないですが。
僕の場合は4月の宮古島をターゲットにしてます。5月からは毎週のように週末に仕事が入りますので、12月から4月の方が練習時間を作りやすいんです。寒ささえ我慢すればそんなにしんどくないし、むしろ暑い中で練習する方が嫌なんで。夏は朝早く練習しても暑いですし、もちろん日焼けもするし。自転車は寒いですけどランニングは冬の方が走りやすいですよ。ただ、すごく乾燥肌で冬はカサカサになるんで今はウルス(トップアスリート・スキンケアクリーム)を使ってます。すごいいいですね

一戸:特にスポーツする方ってランニングすると肌がカサカサになってきますよね

森田:10代のころからすごい乾燥肌で他社品を使っていたんですが、ご縁があって使ってみたらすごくいいなぁ!長いと2時間くらいプールに入って、そのまま自転車に乗りに行くと塩素の影響があってカサカサになりますしね。最近はランナーズフェイスとかも言われてますからよく使うようにしてます。これから春先に向けて日焼け止め(トップアスリート・サンプロテクト・ファイター)も使っていきたいなと思ってます

一戸:週20時間の練習時間はどうやって作るんですか?

森田:全ては早起きですね。5時くらいに起きて2時間練習して仕事。5時に起きようとすると早く寝るようになるので、仕事も効率よくするようになって、そういう意味ではライフスタイルに取り入れるのはいいことなのかな

一戸:全部効率よく、練習もこの時間で最大限できるのは何だろうと考えて、仕事も練習時間や家族との時間を作るにはどう効率化していくかと時間をマネージメントしていくんですね

森田:そうですね。それは副産物ですけどいいことでしたね。あとは週20時間の練習となるとハードになるので身体のケアや食べるものとかにすごく気を遣うようになりました。健康的な生活か不健康な生活か微妙ですが・・・

一戸:ロングとなると健康なのか・・・

森田:そうですね。でも僕の場合は健康のためにやってるんじゃないので一般の方に当てはまるかは分からないですね。僕にとってのトライアスロンは結果を出したい、結果を追い求める

一戸:それは現役時代からの感覚が残っているんですかね

森田:それはどうかなぁ、性格かな。だから自分が勝負できるフィールドでしかやらないし、ロングディスタンスの春先のレースなら日本のトップとは勝負できないけど、その下くらいなら勝負できるかなと思って4月の宮古島をターゲットにしています

一戸:ゆるっと完走を目指すなんて考えられないんですね

森田:全然興味ないですね、それで健康になりたいなんて思わないし。成績を求める生活をした結果、効率的な仕事とか時間の使い方とか食べ物に気をつけて健康になったとか、身体がしぼれただけで、そこが目的ではないですね。レースで結果を出したい、そのためにどうするか?そのために練習する、効率的に練習する、日常生活を見直す、仕事のやり方を見直す。その結果が今の生活です。

一戸:ものすごい高い意識で生活しているんですね

森田:そんなことないですよ、僕が好きなものは菓子パンとコーラですから。焼き肉も大好きだし、お酒は体質で飲めないですけど。あとはバナナも嫌いだし、よく「健康的な生活をしてそう」って言われるんですけど全然そんなことないです。4月のレースが終わると急に太って不健康な生活をしてます

一戸:宮古島をターゲットにトレーニングして終わると仕事が忙しくて。の繰り返しですか?

森田:ここ5年くらいはそうですね。今年はちょっとまずいなと思って秋にレースを入れようかと思ってます。まだ決めてないですけど、もうちょっと1年間を有効に使おうかと。11月中頃から練習を再開するんですが身体が動かないんです、半年以上だらけた生活していると。体型も全く別人になります。今は絞れてていい感じですけど冬に作ったスーツが夏は着られないですから

一戸:OnとOffがはっきりしているんですね

森田:はっきりしすぎですね、そこがダメなところですね

一戸:食生活は食べたいものを食べる?

森田:12月から4月はある程度気をつけます。1日のトレーニングを振り返って6時間トレーニングするとそれなりに食べないといけないので、すごい量を食べるようにしますし、逆に休みの日はあまり食べないようにします。食べる内容もある程度は気にします。身体のケアのためにサプリを使うこともあります。

一戸:トライアスロンする方でも高いレベルを求めてやる方と楽しんで緩くやる方といますが、高いレベルを求めるのと仕事を両立するために気をつけていることはありますか?

森田:練習を続けることですね。一番よくないことは練習を中断してしまうことです。自分だけじゃなく家族のけがや病気なども気をつけて、ストレスを抱え込まないで高いレベルでトレーニングを継続することが一番大切ですね

一戸:やめたいと思うことはないですか?

森田:毎日毎朝思います(笑)

一戸:では何でやってるんでしょう?

森田:やっぱり成績出すためには練習するしかないし、そこができたもん勝ちじゃないですかね

一戸:それができた人が成績を出せる。でも私には無理だなぁ、朝もっと寝たいなぁとか途中でやめたいなぁとか

森田:僕もレース中でも思いますよ、雷落ちてレース中止にならないかなぁとか

一戸:え~っ!

森田:ずっと思ってます(笑)

一戸:意外ですねぇ、そういうこと考えてるんですねぇ

森田:あんまり思わない人もいるみたいですけど。Tさんなんか「楽しくてしょうがない」って言ってましたよ

一戸:Tさんは特別ですから

森田:何が楽しいんだかなぁ、こんなしんどいこと。「ワクワクする」ってスタートの時に言ってましたよ。僕は嫌やなぁ、しんどいなぁ、出たくないなぁって思ってますよ。これから8時間もしんどい思いしたくないなぁって

一戸:8時間で終わるからいいですけどねぇ(笑)

森田:まぁね

一戸:2倍くらいかかる人もいますからね。私も何でやってるんだろう、飽きたなぁ、もう帰っちゃおうかなぁとか思ってやってて、これがトップでやってる人たちとの違いなんだなぁって思ってましたけど、そんなこともないんですね

森田:そうですね、職業でやってる人は違うんでしょうけど、職業じゃないから成績悪いと次の年に契約がないとかじゃないので

一戸:その状況の中でちゃんと朝起きて嫌だなぁとか思いながら練習を続けられるのはどうしてですか?

森田:認められたい欲求が高いんでしょうね。あとは子供がスポーツを始めて何となく感じるものがあるみたいで、そこに影響力を与え続けたいというのがありますね

一戸:男の子ですか?

森田:上が女で下が男です。上の子はまだ本格的ではありませんが、下の子は幼稚園ですが競泳を始めて頑張ってるんで、朝早く起きて一緒に練習することが普通になればそんなにつらくないのかな。大会は時々観に来てくれて、去年は宮古島に観に来てくれました。沢山の人の前で表彰されるのを見て何かに気づいてくれたらなぁって思いますね。なんとなく凄そうだなってのは分かってるみたいで、身体が動く限りは影響を与え続けたい、普通のお父さんではできないことをしてあげたいなというのがありますね

一戸:トライアスロンをやる以外でもいろんな影響が与えられればいいですね。スポーツに限ったことじゃないけど頑張ってるお父さんを見ることで自分も何かやりたいことが見つかった時に同じように頑張ったら絶対にうまくいくんだっていうのがお父さんの姿を見て勉強できる。

森田:そうなってくれると嬉しいですね

一戸:親が自分のために一生懸命になっている姿を見せることは子供にいい影響を与えますよね

森田:そうだと思います。子どもの人生に何か影響が与えられたらいいですね。何となくでも本気度は伝わっているかな

一戸:自分のために自分のやりたいことに邁進すると周りにいいことが起こったり仕事にもいい影響があって、その人なりの目標やレベルがあってもそこに向かって進むことが大事なんですね。目標があってそこに到達するために逆算していく

森田:ビジネスと同じですね

一戸:先ほど春先に向けて日焼け止めを使うと言っていました。日焼け止めに対しての考え方が変わったんですか?

森田:そうですね。今までは使ってなかったです。ここ4~5年は絶対に日焼けは良くないと分かってたんですよ、ダメージもすごい残ってたし。どうにかしなきゃあかんなぁって思ってたけど何を使っていいのか分からないし、女性が使うものなのかなってイメージもあるし、べとついたり白くなったりするのも嫌だし、しかもドラッグストアに行くといっぱいあって、どれもいいことしか書いてなくて何をどう選んでいいのかな。汗で落ちて目に入ったら嫌だなとか、べとついてハンドルが滑ったらダメだし・・・。結局よく分からなかったんです。
今年の9月に佐渡の大会でたまたま出展ブースが隣になって、実は金曜日にテントが風で飛んでしまって土曜日はテントなしだったんです。めちゃくちゃ暑かったんですよ、めっちゃ晴れてて。それで日焼け止めを塗らせてもらったんですよ、そうしたら塗ると全然違って、白く残らないしべとつかない。宿に帰ってもほとんど焼けてないし風呂に入っても痛くないし、これはすごいなぁ、身体が楽だなぁ、これは使わなきゃいけないって再認識しました。しかもアスリート向け。その時にサンプルをいただいて、11月に年間通して使ってみませんかと声をかけてもらって使い始めました。今の時期に日焼け止めはあまり使ってませんが3月くらいから使います4月の宮古島は絶対暑いですから

一戸:4月の宮古島は絶対暑いですよね

森田:やばいですよ、ここ3年くらいは袖付きのウェアなのでまだいいですが、4年くらい前は肩が出てるから肩回りが焼ける。僕は元々地黒で日焼けには強い自負があったんですが、自転車に乗ってて痛いな、焼けてるなって感じてたので、次の年から袖付きを着るようになりました。それでも腕や脚は日に焼けるのでしんどいなって思ってました。今年はまだ他の選手はあまり使ってないのでアドバンテージなればいいなって思ってます

一戸:次の日とか当日の夜の寝つきとかが違いますよね

森田:全然違いますね、日焼け止めは必要ですね、一日中火照ってるみたいでクーラーがかかってる部屋にいても暑い。「日焼けって百害あって一利なし」って言う方がいましたがその通りなんだろうな。日に焼けてる方が健康だって言ってたけど、あれは不健康自慢ですね。

一戸:スポーツやってる方の間では日焼けしてると練習してるってのがあって、夏の後半に日焼けしてないと「お前練習してないだろ」みたいな空気感があるじゃないですか

森田:あと春先だと海外合宿してきたなって思ってました(笑)。でも今年からは違いますね

一戸:一般の趣味でやってる人たちの間でもそういう感じがありますよね。女性は日焼けを気にしている方が多いですが、男性は焼けてるイコール練習してる

森田:今は日焼けしてるなぁ、その時点で疲れてるよって思いますね

一戸:秋にレースを入れるとどうしても夏場のトレーニングになるから日焼けで体力を使っちゃうのはもったいないですよね。その後に仕事もしなきゃいけないし

森田:そうそう。だから冬場の練習は日焼けしない分だけ疲れないですよね、紫外線をあまり浴びないし、仮に朝30km走ろうと思ったら5時過ぎに走り出しても1時間は真っ暗の中で走るし、日が出てもまだ紫外線は少ないしウェア着てて顔以外は焼けないから練習しやすいですね。夏は薄着で走るし5時半でも日が出てるから紫外線ガンガン浴びての練習になる

一戸:バイク練習になると時間も長くなりますよね

森田:そうですね。夏場はそんなに乗れないですね、3時間くらいが限度かな。冬場なら4~5時間くらいでも全然大丈夫ですね、日焼けのダメージは感じません。そういう意味では日焼け止めは絶対に使った方がいいですね。今更ですが感じてますね

一戸:男性の方は元々日焼け止めを塗る習慣がないじゃないですか。そこから日焼け止めを塗る、クレンジングオイルを使うって違和感なかったですか?

森田:パッケージとか売り方だと思います。完全にアスリート向け商品なので全然感じませんでした。売り先もスポーツショップ、自転車プロショップで売ってるしターゲットも完全にアスリートで、塗っても滑らないってのは本当に助かるし違和感はなかったですね。最近は自転車の選手も使ってるし、海外のアスリートは使ってますから昔ほど違和感を感じません

一戸:最近の海外のアスリートも焼けてないですよね

森田:海外選手を見てるとレース前に必ず塗ってますよ。オーストラリアは特に紫外線が強いから意識が高いですね。

一戸:これから日焼けシーズンに入っていきますので、使った感想を聞きたいですね

森田:プレッシャーですね、これで結果が悪かったら(笑)

一戸:去年も一昨年もいい結果だったから、これ以上の結果を出すのは相当大変ですよね

森田:そりゃめちゃくちゃ大変ですよ。去年はすごく良かったんですよ。僕は力を発揮できたけど、力を発揮できなかった僕より強い選手はいっぱいいる。それは仕方ないこと、相手のある競技なので相手次第ですね。

一戸:日焼け止めを使ったから強くなるわけじゃなくて、大会に自分のピークを持っていくためのコンディショニングに使う、自分の持っているパフォーマンスを最大限発揮するために使うものというイメージですよね?

森田:そうですね、サプリもそうだし。練習で自分のパフォーマンスを上げて、いかに試合で出せるかが全てだと思ってますし、そこを勘違いしている人が多いですね。だから啓蒙しないといけないですね。特に日本人は手っ取り早く結果を求めようとするので、分かりやすいワード、簡単に結果が出そうなものを欲しがりますね。だから疲労回復を謳っても響かない。何で必要なのかを理解して使えばパフォーマンスアップにつながります。なかなか日焼け止めとかスキンケアがアスリートと直結してこなかった文化が日本にはあるのかなぁとここ数年思ってます。今は子供にも使いますよね

一戸:最近は多いですよね。きっと以前よりは紫外線量は増えてますよね

森田:それはありますね。

一戸:外部環境と直接接しているのが肌だからアウトドアスポーツのパフォーマンスに直結しますよね

森田:25年くらいアウトドアでスポーツしてきて高校生の時も大学で本格的にやった時も日焼けが痛いとか疲れるなんて感じなかったですけど、ここ4~5年は疲れるなぁって感じてます。でも目を背けてました。縁があって日焼け止めを使わせてもらえるようになって、これでまたパフォーマンスが上げられるしコンディションよくレースに臨めるから楽しみですね

一戸:日焼け止めを塗らないと熱中症発症頻度が上がるデータもあって、そういうリスクを減らす。コンディションを整えてしっかり練習をする。そのために日焼け止めは使った方がいいですよね

森田:絶対そうだと思いますよ、いかに練習するかが勝負ですから。いいコンディションで練習する、ストレッチしたりマッサージしたりサプリを取ったりと同列でスキンケアも見直されていくのかな

一戸:日焼け止め(アグレッシブデザイン・トップアスリート・サンプロテクト・ファイター)があることで特に女性はトライアスロンを始めやすいですよね

森田:それはあると思いますね。うちの会社の女性に「トライアスロンやりなよ」って言っても日焼けするからやらないって言いますね

一戸:結構そういう女性が多いから、日焼けしなければって始める女性もいるかもしれませんよね

森田:同じクラブにオリンピックに出た女性がいますけど日焼け止めは必ず塗ってますね。忘れたら借りてます。女性同士で貸し借りしてますね。やっぱり女性としての美しさも意識してるでしょうし、疲労回復という面でも意識してるんじゃないですかね。これから暖かくなって脚出して腕出してってなりますしね

一戸:女性の方が若い頃から塗ってきてるから、塗り忘れた時と普段の塗ってる時の違いをよく知ってるけど、男性は塗ってないから違いが分からない。女性の方がコンディションに影響することを知ってるかもしれませんね

森田:そうですね

一戸:では最後になりますが、トライアスロンをやってて良かったなって思うことは?

森田:世界観が広がりましたね、日本全国いろんなところに行けたし、一緒にトライアスロンする仲間から学ぶことも沢山あるし、トライアスロンとは全く関係ない方と仕事でかかわったり、トライアスロンが人脈を作ってくれたことが、やってて良かったことかな

一戸:スポーツのあるライフスタイルの良さとは?

森田:アスリートであるないにかかわらず、スポーツを通して交流が始まった人と仲良くしてもらって仕事をご一緒させてもらったり、いろんなところへ行くことができたりと、スポーツだからじゃないかもしれませんが‟人生を豊かにしてくれた“、‟世界観を広めてくれた”。スポーツを真剣にしたことで普通の人が体験できないことを体験できたことが良かったことですね。スポーツをやってる人は気持ちがいい人が多いですしね

一戸:ありがとうございました。宮古島トライアスロンでの活躍を期待してます。

明確な目標(宮古島トライアスロンで結果を出す)を達成するために質の高い練習を継続する。そのためには仕事も家族も趣味も手を抜かない。それが森田翼流のLifestyle with Sports

Profile - 森田 翼

2018年Ironaman70.3 Western AustraliaにおいてAge(40-44)で優勝し、2019年世界選手権の出場権を獲得。2017年全日本トライアスロン宮古島大会で総合9位(日本人2位)に入る仕事と趣味を両立するフルタイムワーカー

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