若くして女子ロードレース界で活躍している「伊藤杏菜」選手。
オシャレやメイクにも興味満点の女性アスリートはアグレッシブデザインを使い始めてどんな変化があったのか。
肌へのダメージやお手入れ方法など丁寧に答えてくれました。

まだまだ成長中の伊藤杏菜選手。メイクの腕も成長中?

橋本:杏菜ちゃんが自転車を始めたのは高校から?

伊藤:本格的にロードレースを始めたのは高校生からです。

橋本:その頃から日焼け対策はしていました?

伊藤:どこでも売っている日焼け止めを使って練習していました。その頃は日焼け止めを塗っていても真っ黒でジブリに出てくる「まっくろくろすけ」並に真っ黒でした。

橋本:え?今は真っ白でそんなに焼けていたイメージはないですよね。

伊藤:そう。そうなんです。

橋本:もしかして、(アグレッシブデザインを指さし)これ?

伊藤:はい。

橋本:え〜〜。すごくないですか?「まっくろくろすけ」だんたんですよね。

伊藤:アグレッシブデザインを使いはじめる1年前と使いはじめてからの画像をアップしたら、色々な人からの反響がたくさんあって「本当に焼けないんだね」って言われました。

橋本:今日は勉強会を行いましたが、その中で使う量の話も出ましたが普段はどの位使ってますか?

伊藤:勉強会で話していたくらいにしっかりと多めにつけています。

橋本:やっぱり、だから白いんですね。塗り方は?

伊藤:ちゃんと出来ているのか心配です。例えば、手に出したら1回温めるとか。

橋本:温めるのが大変な場合は腕に直接塗ることもダメではないんですよ。グルグル円を書くように塗れば比較的キレイに塗れるんです。その後は格子を書くように、縦に塗ったら次は横。こうすることで日焼け止めの効果が高まります。あれ?そういえば自転車のグローブは指が出ているのに指に日焼けをしていませんね?

伊藤:そうなんですよ。そうなんですよ。しかも今年は靴下焼けがないんです。

橋本:凄い!

橋本:ところで顔のお手入れはどうしています?

伊藤:最初にオールインワンジェルを塗ります。その後、アグレッシブデザインを多めに塗りたいので3度塗りしています。メイクが必要な時は「アイメイク」と「眉毛」と「チーク」。下地とかファンデーションとかはあんまり使っていないんです。

橋本:日焼け止めの上にファンデーションでも良いんだけど、やっぱり下地を塗ったほうがメイクの崩れにくさが違うんですよ。メイクを気にしない様な練習や試合の時は、アグレッシブデザインをしっかり3度塗りしていればそれだけでも良いんですけどね。しかもファンデーションとか塗らなくても肌がキレイだし。

伊藤:何かで聞いたのですが、私の年代から厚塗しちゃうと肌には良くないって聞きました。だから、あまり塗らないようにはしています。

橋本:えらーい。先日皮膚科の先生が話していたんですけど、日焼け止めを塗って、ファンデーション塗って、コンシーラーやチークなど何もかも塗っているような肌だと、40から50代にかけてシミの出方が違ってきます。指で肌をこすり過ぎるとそれだけで肌にストレスをかけているんです。シミが濃くなりやすい方は、過去にメイクを濃くしていた人だと先生は言っていました。できるならナチュラルでいるのが一番いいですね。
だからこそファンデーションや日焼け止めのクリームで出来ているものは手にとって一度温めてから使うと、よく伸びて効果も上がって、あまり肌へのストレスにならないんですね。

伊藤:普段はほぼスッピンで、レースの時だけ少しメイクをするくらいです。最近はまつ毛のエクステを始めたのでかなり楽になりました。

橋本:眉毛もしっかりしているしナチュラルでも全く問題無いですね。

橋本:レース中のメイクをするときはどんなことに気をつけていますか?

伊藤:薄くなりすぎちゃうと、取材で写真を取られる時にあまり色が出なくて地味な顔になっちゃいます。そんな時は少し濃い目にメイクして写真映えする様に工夫しています。

橋本:普段のメイクを見た印象からすると、眉毛を1mm太くすると、なぜか目が大きく見えるのでオススメのテクニックです。

伊藤:勉強になります! あと髪の毛もすぐ日焼けしちゃうので髪の毛の日焼け止めも欲しいですね。先の方がすぐに茶色になるんです。

橋本:じゃあ髪の毛の日焼け止めも作ってもらうように頼んじゃいますか!

伊藤:日焼け止めのリップクリームもお願いします!

橋本:新商品の提案も素晴らしいですが、その前にこのクレンジング剤、これが本当にいいんですよ。

伊藤:そうですよね!

橋本:毛穴の広がりやすい場所に日焼け止めが残ってしまうと酸化して黒くなってしまいます。お風呂を入る前にクレンジング剤を使って手で「なぜる」ように使います。そのあと石鹸で洗ってもらうと、日焼け止めもキレイに落とせます。
シャワーを浴びてしまうとダメなので、その前に全身に使い、乳化させます。

伊藤:乳化?

橋本:そう牛乳みたいに白くさせることです。クレンジング剤を手にとって肌に馴染ませて、その後、少し水を足します。さらに馴染ませると乳化して白くなります。そうなったらキレイに落ちたサインなので水で流してください。

伊藤:はい。よくわかりました。

橋本:取材でのメイクはどうしてますか?

伊藤:自分でしています。

橋本:何に気をつけていますか?

伊藤:写真で撮られた時のための工夫だったり、レース前の短い時間でできるメイク方法だったり。

橋本:若いのによく勉強していますね。流石!

伊藤:メイクには興味があるので色々なことを勉強したいです。

強くなることとキレイでいることの両立がプロとしての姿です。

橋本:アグレッシブデザインを使っていなかった時と使い始めてからの違いってありますか?

伊藤:日焼けをするとわかっていながら外で練習するのは不安でした。でも今は日焼けが気にならないので外での練習でも不安なく練習できる様になりました。

橋本:アグレッシブデザインを使って練習している方が集中していい練習ができるということですね。成績にも大きく影響がでそうですね。

伊藤:あとは疲れにくくなりました。アグレッシブデザインを使っていなかったときは他の日焼け止めを塗っていても、レース後には日焼けのせいで火照るような熱さを感じていました。夜寝ていても熟睡できなくて、翌日も疲れているような印象でした。

橋本:日焼けしてしまうとリカバリーに時間がかかりますよね。練習やレースで体への疲労が溜まってしまうことに加えて、ダメージを負った肌を再生しようとしてエネルギーを使ってしまうと、競技で受けた疲労を回復させるためのエネルギーまで使ってしまうので、なかなか回復しないですよね。
日焼けと疲労の両方に気を使うよりも、練習やレースで疲れた体だけを気にする方が選手としては楽じゃないですか?

伊藤:そうなんですよ。気になることが減るだけでも不安から解放されます。以前はレーパンのあとが足にくっきり付いて、日に焼けて黒くなった方が練習したように思えて自信が持てたりしましたが、今は日焼けをしないで白い肌の方が見ていただくお客様にも好印象かなって思います。強いけどキレイってカッコイイですよね。
最近は日焼けしていないので他の選手から「日焼け止めは何を使っているの?」って聞かれることが多くなりました。

橋本:美しいアスリートでいることで子供達の憧れにもなりますよね。自転車競技ってカッコイイなあとか。

伊藤:そうですね。子供達が憧れる選手になって自転車競技を盛り上げたいですね。

橋本:プロの選手としてのお手本ですね。応援してくれるファンやスポンサーの方々んためにも少しでもキレイになって、露出も増えて、ファン拡大と選手の地位向上に役立つかもしれませんね。杏菜ちゃんに期待しちゃいます。

伊藤:ありがとうございます。強さとキレイを両立して業界全体を盛り上げるためにも頑張ります。

Profile - 伊藤 杏菜 ( Live GARDEN BICI STELLE )

Live GARDEN BICI STELLE所属、女子ロードレーサー。

2018年全日本選手権個人タイムトライアル3位、第1回JBCFおきなわロードDay-2 優勝、第1回修善寺ロードDay-1 優勝、第3回JBCFブルータイムトライアルin鴨川 優勝。JBCF J Feminin Tour2015年シリーズチャンピオン。

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