
自らもウルトラランナーとして走りながらランニングサークル「ウルトラプロジェクト」を運営。さらに経験だけでなく統計や理論基づくセミナーを開催しランナーたちを応援しているに新澤英典さんにSKIN UP(紫外線対策をコンディショニングに取り入れパフォーマンスアップする)についてお話しいただきました。
橋本:お久しぶりです
新澤:1年半ぶりくらいですね
橋本:今までは女性の方だけだったので、リニューアルして男性は初めてなので緊張しますね。
新澤さんはウルトラマラソンがメインですか?
新澤:はい。フルマラソンからトラックの短い距離も走りますが、一番好きなのは100kmです。200kmくらいの長いのも出ますね
橋本:200kmくらいのはどんな大会ですか?
新澤:いろいろありますが、例えば神宮外苑24時間チャレンジ。アグレッシブデザインのサポートを受けている石川君(石川佳彦:2017年IAU24時間走世界選手権優勝)が強くて270kmくらい走るんですが、私は200kmを超えるくらいです。
橋本:ド変態ですね(笑)
新澤:っていうより、みんな必死に走ってますね
橋本:すご~い!
新澤:そういう周回コースの他にワンウェイの例えば川の道520kmフットレースといって太平洋から日本海までのレースがあります。私は半分の長野をスタートして新潟でゴールする254kmに出ました
橋本:すごいです!
新澤:すごいかは分かりませんが、いろいろ経験はできますね
橋本:私はフルマラソンでお腹いっぱいです
新澤:フルマラソンもスピードが必要で心肺機能も身体もきついので、距離が長いとか短いとかで変わるものじゃなくて短ければ短いきつさがあります
橋本:そうですよね
新澤:マラソンはマラソンできついし、ロングはロングできついです。それぞれですね

橋本:すごいですね~。100kmは未知です
新澤:フルマラソンを4時間ちょっとなら完走できますよ
橋本:4時間ちょっとですかぁ。頑張りたいと思います。機会があれば100kmは走りたいと思ってはいます
新澤:いい大会がいっぱいあります
長いレースでは日焼け止めが必需品です

橋本:100kmを走るにあたって日焼け止めは使っている
新澤:もちろん!特に長いレースになればなるほど日焼け止めの効果が出てきますね。ウルトラマラソンの場合はだいたい朝5時くらいにスタートして制限時間ギリギリの人はゴールが夜。私の場合でもゴールは午後2~3時頃。朝から日中ですよね。その間天気が目まぐるしく変わるんですよ。今年のサロマ湖は朝から暑くてスタートから2~3時間後には熱中症気味の方がいっぱい出たけど、中盤は冷たい雨で低体温症が続出。1回のレースで熱中症と低体温症が両方出た・・・
橋本:結構大変だったって聞きました
新澤:そういうケースなんかは正しく日差し対策ですよね。それが全てではないけど、対策をしておけば疲労が少ないです。
橋本:それは実体験としてあります?
新澤:あります。日焼けして痛い状態になってしまうレースもあるんですよ、長いと。100kmとかもっと長いレースだと痛みが出た状態ではまともに走れないですよね。
橋本:そうですよね
新澤:あと疲労の軽減です。日差しを浴びることは疲労の原因ですよね、火傷なので。走っているときはそんなに分からないケースもあるけど、走り終わってからの疲労の抜け方が全然違います
橋本:そうですよね
新澤:練習の時とかに塗り忘れちゃうと、その日は身体が火照ってなかなか寝付けないです。
橋本:あ~やっぱりねぇ。アグレッシブデザインを使う前は他のものを使ってたんですよね
新澤:あまり気にしてなかったんです。つけてはいましたけど安いのを。簡単に落とせるからいいんですけど、簡単に落ちるってことはレース中も簡単に落ちちゃうので・・・
橋本:これ(ファイター)は汗かいても落ちないし、実際に落とそうとしなければ落ちないですからね
新澤:そうそう。落とそうとしないと落ちないってことは大会中も落ちないってこと。それはいいですよね
橋本:塗り直ししなくていいのはいいですよね。100kmを目標タイム内で走ろうとしたら塗り直ししてる時間なんてないですよね
新澤:実は7月のレースですごい日差しが強かったみちのくの188kmのレースなんですけど、途中で足首辺りが浮腫んじゃったんでソックスを少し下げたんです、締めつけがきつくなっちゃったんで。もちろん日焼け止め(ファイター)は背中も含めて全身に塗ってたんですけど、ソックスの下は塗ってなかったんです。そのまま何とか走り切ったけど、めくったところを見たら水ぶくれになってて(深度)Ⅱ度の火傷。その時は火傷だって気づかなかったんですけど、帰って病院へ行ったら先生が見た瞬間にこれはⅡ度の火傷です。って言われました。今まで水ぶくれになることはなかったんでビックリしました。ソックスを下すことはレース前に想定してなかったのでそこまで塗らなかったですね。これは自分でもビックリでした
橋本:ウェアを着てるから背中まで塗る人はあまりいないと思うんですけど、背中まで塗るんですね
新澤:ウェアを着てても背中はレースが終わった後でもヒリヒリすることがある。やっぱり日焼けしてます
橋本:そうですよね
新澤:背中は身体の中でも面積が大きいから多少の日焼けでも日焼けの面積は大きい、火傷の面積が大きいってこと。それはもちろんダメージにつながりますよね
橋本:クラブで走ってる方にも日焼け止め(ファイター)のお話はしているんですか?
新澤:もちろん。ウルトラマラソンを走る人のセミナーもやってて、これはメンバー以外の方も参加できるんですけど。その時にも必ず言ってます

振り返りとリスク管理が大事です
橋本:ウルトラランニングのセミナーは大人気とお聞きしましたが
新澤:大人気か分かりませんが、そんなに人数を集めてやらないので十数名から20名くらいです。多すぎると参加者の皆さん一人一人が理解できているか分からないので
橋本:きめ細かくやろうとすると、それくらいの人数が限界なんですね
新澤:こっちが一方的に話すセミナーなら何人でもいいんですけど、一人一人に質問したり理解できているか確認しながらやるので。これからの時期はフルマラソン対策セミナーです
橋本:やっぱり聞きたいと思うんですよ。ビギナーの方もそうだけど、何度も走っている方も目標があるし
新澤:今回はフルマラソンの目標達成セミナーでした。目標を持っている方が対象で、自己ベストを出したい!でもここ数年更新できていない方に集まってもらいました。タイムが伸びないのは何かしらの原因がある。本人はなんとなく分かっているけど、対策をしなければ同じミスの繰り返しになりますから原因を明確にしてもらう。それが分かったらどうしたらいいかを考えてもらう。そしてどんな練習をするかは人によって取れる練習時間が違うからどう組み込んでいくか。あとは効率的な走り方やどういう練習がいいか話をします。一番大事なのは「必ず振り返りをしてください。」と言っています。気持ち良かったとかタイムが良かったで終わっちゃダメなんですよ。その中で良かったこと悪かったことが必ずあるので、それを必ず振り返ることで次につながる。セミナーが終わった後も皆さんが理解できているかを確認したいので質問を4つ送ってそれに答えてもらいます。セミナーは終わっているので回答する義務はないんですけど翌日に全員が回答してきました。それもしっかりとした振り返りができているので、この人たちは自己ベストが出るなと思いました

橋本:コーチングですね
新澤:コーチングですね。みんな答えは自分で持っているんです。それをいかに明確にするか。それを明確にするのは本人なんですが、そのお手伝いをしているだけです
橋本:フルマラソンを走る人にも日焼け止めの話とかをするんですよね
新澤:この前は時間がなかったので簡単にしか触れませんでしたが、ウルトラの時はじっくりと時間を取って話します
橋本:ですよね。ウルトラは夏ですしね。暑い時期ではありますけど青森でもそんな状態になっちゃうんですからね
新澤:青森は7月でも涼しいと思っていて、地元に方に聞いたらそんなことないですよ、夏はどこでも暑いですよって(笑)
橋本:そうですよね(笑)
新澤:これ(ファイター)はホントに重宝してます
橋本:雨降っても落ちないですしね。私は天気が変わる大会ではこれ(ファイター)がないと恐ろしくて出られません
新澤:全身覆って走っている女性もいますよね、男性は少々日焼けしちゃってもいいかって人もいますけど

橋本:走る時くらいは日焼けのことは気にしたくないんですけどね
新澤:逆に熱中症にならないか心配ですよね。日焼けが怖いのもリスクだけど、リスクを無くすために違うリスクが発生する。非常に危ないことです。いろんなリスクがある、それをいかに軽減するか、もしくは受容するかは判断ですが、これ(ファイター)を2度塗り3度塗りすれば焼けないんだったら、これを使った方が熱中症対策にもなるし、いろんな面でいいですよね
橋本:ウルトラもですがトレランが好きな方は結構いますよね。トレランは日陰もあるけど日差しが強いところもありますよね
新澤:そうですね。ウルトラマラソンの方が強いですが、標高が高い所を走るトレランの場合は結構強いですね
橋本:SNSでこれ(ファイター)を発信するリアクションがあるのは100kmに出る人ですね。やっぱり長い距離を走る人は気になるんだなぁ
新澤:サロマ湖や河川敷のように比較的平らなところが多いコースは、周りに日差しを遮るものがほとんどないから思いっきり日差しを浴びるし、野辺山とか富士五湖みたいに山や湖を走るのは日差しを遮るものはあるんですが標高が高いから日差しが強い・・・
橋本:なるほどぉ。日差しとの戦いですね
新澤:もちろん練習も大事ですけど、レース中のストレスをいかに無くすかが特にウルトラマラソンでは大事。ストレスっていろいろあるじゃないですか日焼けや痛み、苦しいとか気持ち悪い、それらをいかに無くしていくか。準備しても無くせないものもあるけど、日焼けは塗るだけですよね
橋本:だったら塗った方がいいよね。100kmでも塗ってない人がいっぱいいそうですよね
新澤:いますいます。いっぱいいますよ
橋本:どうしても抵抗がある方もいるかもしれませんね
新澤:抵抗があるというか関係ないと思ってる、自分は肌が強いって
橋本:変な誤解ですけどね
新澤:そういう方でもパフォーマンスに影響があると聞くと考えますね
橋本:日焼けすると回復にすごいカロリーを消費するって聞いて納得してます。日焼けすると疲れますよね。黒くなりたいなら量を調整すればいい
新澤:薄く塗れば少しずつ焼けます
橋本:これ(ファイター)をぜひ使ってもらいたいですよね、多少日焼けしたい人なら薄くていいですから。ただ、日焼けすると乾燥するじゃないですか。これを塗ると乾燥するほど日焼けしませんが、他に何か使っているものはありますか?
新澤:年齢を重ねてきてスキンケアを・・・
橋本:おいくつなんですか?
新澤:52です
橋本:52!見えないですね
新澤:今は一生懸命してないですね。これ(ウルス)を使ってるので目の周りだけ
橋本:目の周りだけ?
新澤:もともとアイクリームは使っていたんです
橋本:えーっ!何でですか?
新澤:45歳くらいの時に少し黒ずんできたような気がして、しわはそんなに気にならないんですが黒ずんでると疲れてるように見えるじゃないですか。仕事で疲れているように見えるのはあまり良くないですよね、身だしなみとして
橋本:すごいですね。つけるだけで違いますよね

新澤:はい
橋本:特にウルトラやるようなランナーの方って日に焼けて肌がカサカサの人がいるじゃないですか。女性はそんなに乾燥してないですけど男性は特に目の周りが乾燥してますよね、スキンケアから始めないと・・・
新澤:日焼けすると老けますよね。特に男性は
橋本:ですよねぇ。健康的な日焼けが若く見えるかっていうとそんなことはなくて、肌が劣化していくから、どうしても年齢が上に見えちゃいますよね
新澤:リスクを長い目で見れば皮膚がんもありますけど、一番短期間で見るとレース中のパフォーマンス、その間が肌の劣化ですよね。そのどれもこれ(ファイター)を塗っておけばいいんですから。これを塗ることが凄く面倒くさいとかコストが高いんだったら考えなきゃいけないけど、塗らなければ落ちるパフォーマンスを保てるということは塗るべきですよね
橋本:確かに。ウルトラに出る方は塗るのが基本
新澤:だから多くのメンバーも使ってます。あと、効果とか使いやすさはもちろんいいんですけど、この前いいなと思って記事を配信したんですが、ほとんど知られていないけど多くの日焼け止めに湿布に反応して光線過敏症になる成分が入ってるけど、これには入っていないんですよね。今は使いませんが、以前は疲れると湿布を貼ったり塗り薬を使ったりしていたので、怖いなと思いました。公表してないけど細かいところまで配慮して作ってるんだなぁと感心しました
橋本:そういうリスクがあるんですね
新澤:ちゃんと見れば使っちゃいけませんって書いてあるし、説明を受けているはずなんだけど、使う時には忘れちゃってますよね。そのリスクもないのはいいですよね
橋本:アンチ・ドーピング認証も取得したから、アスリートの方たちも更に安心して使えますよね
新澤:そうですね。アスリート向けもいろいろありますけど、ファイターを使った人はいいって言いますね。勧めてくれてありがとうって
橋本:いろんな製品がありますが、男性が使うのに抵抗がありそうなものもあるし、落ちない具合はこれが一番ですよね
新澤:焼けない効果だけを言ったら他にもいいものがあるかもしれないけど、もちが違う。塗り直ししないでパフォーマンスにいい影響があるならこっち(ファイター)をアスリートは使いますよね。効果は高いけど短時間しか効かないものより、それよりは多少低くても長く続く方がいい
橋本:やっぱり途中で塗り直すストレスがないだけでも違いますよね
新澤:塗り直しが必要なものだと実際は塗り直せないから日焼けしちゃうんですよね
橋本:大会によってはドーピングチェックする場合もありますよね
新澤:公認大会くらいですね。マラソン大会でドーピングチェックを受けるのは上位入賞者だけど自転車とかはランダムに選ばれる。対象者は全員。競技によって違います
橋本:先日、ラグビーの中学全国大会で水戸に行ったんですけど、スポーツファーマシストが来てクイズ形式でアンチ・ドーピングの説明をしていました。実際は高校生以上で日本代表クラスにならないとドーピングチェックはないけど、蓄積されていくし知らないうちに食べたり摂取したりすることがあるから気をつけるよう伝えていました
新澤:競技力の向上のために意図して使うのは問題外ですが、知らないうちにチームドクターがいるメジャーな選手も違反することがある。それはもったいないですよね
橋本:そうですよね。選手個人の責任ということになっていますけど
新澤:選手自身が検査を受けられる機関があればいいですよね
紫外線対策は肌だけじゃない
橋本:日焼けは肌だけじゃなくて唇もしますよね。私は山登りもするのでリップクリームは必須なんですよ。これ(エメレ)はホントに溶けないしずっと使わせてもらってます。新澤さんも?
新澤:使ってます
橋本:どうですか?

新澤:いいですね。日差しが強いときだけじゃなくて、冬でも日焼けするじゃないですか。冬はもともと唇が荒れやすいし唇が割れることもあって・・・
橋本:そうするとパフォーマンスが落ちますよね
新澤:落ちるしドリンクが飲みにくくなります。そういうのを未然に防ぐことができる
橋本:痛っ!てなりますよね、飲むたびに
新澤:あと男性はテカテカするのが嫌なので、これはテカリもないし味もないし使いやすいですよね
橋本:男性も保湿のためのリップクリームをつけるようになりましたけど、日中は断然こっちのほうがいいです。今、日焼け止めが入っているリップクリームは基本的に女性向けだから、ここまでSPFが高いのはほとんどないし使いやすい。唇は皮膚よりも薄いから絶対使わなきゃダメです。それに容器が斜めカットなので使いやすくていいんです。斜めなのは男性はどうなんですか?
新澤:気にならないですよ、塗りやすいですよね
橋本:冬もエメレ(リップクリーム)を使って走るんですね
何歳になってもチャレンジをすることが大事
橋本:これからの活動についてお聞かせください
新澤:4つのことを少しずつ広げてていきたいと考えています。1つ目はランニング指導、2つ目が健康関連企業へのアドバイザー活動、3つ目がライターや講演活動、4つ目がアスリートのサポートです。そのために足りないことを明確にして計画的にプラスしています。今年はライターとして記事作成や編集能力を高めるために宣伝会議の編集者・ライター養成講座を受講して半年間勉強します。あとは4つの全てに繋がる幅広い知識を得るために健康運動指導士資格を取るための勉強もしています。何歳になっても学ぼうとする意識や知らないことを分かるようにする好奇心は大事だと思っています。他にもやりたいことはたくさんありますが、同世代に限らず多くの方が良い方向に少しでも変わるお手伝いができたらいいと思っています。そのためには、私自身がいろいろなチャレンジをしていろいろなことを感じることが大事だと思っています。
なぜ?を考える

橋本:最後に目標達成のためのアドバイスをお願いします
新澤:例えばどんなレースでもインナーを着て走る方がいるんですよね。それって身体を冷やさないためじゃないIMG_1975ですか。なのにサロマ湖とか野辺山みたいに暑いレースでも着てる。なぜか聞いてみると、いつも着てるからって。テーピングも何かの情報でいいっていうのを見て貼ってるけど、何がいいのかなぜするのかを考えずに使ってる人が多い。日焼け止めだって同じで、どういう目的で使ってどんなメリットがあるかを理解して使わないといけない。サプリメントもいろいろ使うんですけど、何種類か使った時に共通して入っている成分がある。例えば使ったサプリメント全てにマグネシウムが入っていた場合、摂取する量も増えて摂りすぎるとお腹を壊しやすくなる。どんな効果を求めて使うのか、成分はしっかりと確認して使った方がいいですよね。良かれと思ってやったことがデメリットになってしまう。補給に関してはパフォーマンスを上げるためにするのではなく、走れば無くなるエネルギーやミネラル、水分などを取り入れるとシンプルに考えた方がいい。足すよりも補う。日焼け止めは対策するためのもの。ウルトラマラソンでは対策することがとても大事。プラスアルファを求めるのではなくマイナスを減らす。日焼け止めもマイナスを減らす。今の自分が持っているパフォーマンスをしっかり出すことに重点を置く
橋本:100km走る時はクラブに入ります
新澤:入らなくても、ぜひセミナーに来てください
橋本:何を準備していいか分からない・・・
新澤:ペースも大事で、ウルトラマラソンはゆっくり走るって思ってて、当たり前と言えば当たり前でフルマラソンのスピードで走れるわけないですからね。ゆっくりって人によって違いますよね。キロ4分の人が5分とか6分で走ればゆっくりだけど、6分だと遅すぎるんです。スピードはピッチとストライドで決まりますので、ゆっくり走るためにはピッチを落とすかストライドを短くするか。そうするとリズムが狂う。遅く走るための対策をしてしまうんです。それは体に負担をかけることになるからキロ4分でフルマラソンを走っても足を攣らないのに6分で走って30kmくらいで足を攣ってしまう。そんなこともあるんです。そんな話もセミナーでします。ウルトラマラソンだと意識しすぎて起こる問題です。こういうことを話してると2時間のセミナーが終わらなくなってしまうんです。
橋本:結構な時間ですね
新澤:座学ですけど、出た方はみんなあっという間に終わったって言いますね
橋本:でもウルトラはまだちょっと・・・
新澤:ちょっとって言ってる人が出てみると、走り始めてしばらくすると何でこんなこと始めたんだろうって思う、ゴールする前はこんなのもう絶対に出ない。でもゴールすると嬉しくなってまた出ようって思う。リタイヤしちゃうと嫌だ辛いって思い出しか残らない。だから遅くてもいいからゴールして嬉しさを感じる。人間って苦しいことは忘れるから嬉しさだけが残る。完走できないと嬉しさを感じられないので、初めての方には完走して欲しいと思ってます
橋本:自分一人じゃ絶対にゴールできないと思うので、その時はぜひよろしくお願いします
新澤:その時は日焼け止めを塗ってください。せっかく完走しても肌がボロボロになってはいい思い出になりません。日焼け止めはレース前に塗るだけでいいので
橋本:ウルトラを走る人はこれからも増えますよね
新澤:ランナー人口は増えなくても一生懸命走る人は増えますよね
橋本:継続して一生懸命やる人たちに日焼けのことは伝えていきたいですね。まずは走らないと
新澤:実際に走らないと分からないですからね
橋本:じゃあ100kmかな
新澤:関東の人はチャレンジ富士五胡がお勧めですね。4月の下旬です。山や湖があって景色も変わるし気分もいいですよ
橋本:来年考えようかなぁ
2018年10月3日収録

Profile - 新澤 英典
ウルトラプロジェクト代表。陸上経験がなく40歳でマラソンを始め、初フルマラソンの記録は4時間56分。そしてそのわずか4年後には約2時間もタイムを縮め、2時間59分の記録を樹立と共にサブスリーを達成!陸上経験のない40代のランナーでもサブスリーが出きることを証明しました。
また、ウルトラマラソンやトレイルマラソンにも挑戦し、自らの経験を活かしてランニングサークル、ブログサイトも運営、ランナーへの情報発信にも積極的に努めている。