階段垂直マラソンを知ってますか?

2020年04月01日

アグレッシブデザインサポートアスリートが出場する競技をご紹介する第1弾。超高層ビル等の非常階段を使って最上階まで駆け上がる競技で、スカイランニングという競技のVK(バーティカル)という種目の都市型スカイランニングです。

バーティカルワールドサーキットと呼ばれる世界を転戦するシリーズ戦があり、日本も開催国の一つにもなっていますが海外、特に中国、韓国で人気のあるスポーツです。大阪のあべのハルカスがシリーズ戦に組み込まれていてすべての大会に一般市民ランナーも参加できる部門があります。日本は世界でも有数の強豪国で、男子では渡辺良治、女子では立石ゆう子が共に世界ランキング3位。吉住友里は2017-2018年のハルカススカイランで2連覇しました。

スタート地点は階段から少し離れていて、階段までは追い抜き禁止。ランキング上位から並ぶため当然ながら前に並ぶランキング上位選手が優位になります。階段を上りだしたら最上階のゴールまでいかに早く駆け上がるか。大会会場によって階段の形状が異なり、180度ターンしながら上るビルもあれば90度ずつターンするビルもある。直線の長い階段もあれば短い階段もある。また複数の階段があるビルでは、途中の階で客室の前の廊下を走って違う階段を上りだすなど、ただ階段を上るだけではない抜きどころ、駆け引きが難しい競技です。

以前の大会で渡辺良治選手は自分の宿泊した部屋の前を走り抜けたそうですよ。階段を駆け上がるキツさは想像できると思いますが、一般市民ランナーの参加できる大会では多くの方が参加されます。

みなさんも一度このキツさを体験してみてはいかがですか?ゴール後の達成感は格別ですよ!

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