SUPにもいろいろな競技があるのを知ってましたか?

2020年04月14日

SUPとはStand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)の略称で、ボードの上に立ってパドルを漕いで水面を進んでいく人気急上昇中のアクティビティです。SUPは安定感のあるボードを使うことで比較的簡単に立つことができるため初心者でもすぐに楽しめ、全身の体幹やバランス感覚を鍛えられるためエクササイズ効果も期待できます。また最近ではボードの上でヨガをするSUPヨガも流行っていますよね。そのためSUPといえばゆっくりと景色を楽しみながら水面を進むイメージがあると思いますので、SUPで競技?ですよね。

実は大きく分けてSUPサーフィン、SUPレースの2つの競技があります。SUPサーフィンとはその名の通り波乗りです。スピード感やターン、いろいろな技が採点される非常に迫力のある競技です。SUPの技術だけでなくサーフィンの技術も求められます。

SUPレースは距離の違いでスプリントとディスタンス、そしてテクニカルに分けられます。スプリントとディスタンスは距離が設定されていて、とにかく早くゴールした選手が勝ちの速さを競う競技です。距離の長い大会だと10km以上にもなります。テクニカルはビーチをスタートしていくつか設定されたブイを回ってビーチへ戻る速さを競う競技。コース取りや抜くタイミング、常に変わる水面の状態を見極めながらの駆け引きを観客も楽しめる競技です。

現在はISAとICFが各々で世界選手権が開催しており、オーストラリア、アメリカ、フランス、スペインが特に強く、日本は2018、2019年にISA世界選手権で6位に入る強豪国です。また2019年のICF世界選手権では日本勢がメダルラッシュ!ロングディスタンスでジュニア男子が金銀メダル、ジュニア女子でも金メダルを獲得。40代女子ではアグレッシブデザインサポートアスリート横山貴代がスプリント、テクニカル、ディスタンスの出場3種目すべてで金メダルを獲得しました。

SUPは全国に楽しめるスポットがあり、レンタルも充実しているので気軽に始められるスポーツです。ゆっくりと景色を楽しむのも良し、サーフィンやレースなどの競技に出てみるのも良し。地上からとはまた違った景色をぜひ楽しんでください。

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