デフリンピックで銅メダルを獲得したアスリートであるだけでなく、スポーツファーマシストとしても活躍している早瀬久美さんにお話を伺いました

ワコ:まずは選手としてだけでなく、スポーツファーマシストとしてもご活躍とお聞きしています。なぜスポーツファーマシストになったのですか?

早瀬:小さい頃からの夢が薬剤師になることでした。いろいろ考えていく中で、耳が聞こえないので助けてもらうことが多いこともあって、将来は人の役に立つ仕事をしたい、そのための資格を取ろうと思っていました。じゃあどんな資格がいいかと考えた時に薬剤師だった母を見て薬剤師になりたいと思いました。当時はコミュニケーションの問題や障がい者に対する差別もあり、目の見えない人や耳の聞こえない人には薬剤師、医師、看護師など色々な免許を与えない法律がありました。それでも母というモデルがありましたし、今はなれなくても将来的には法律は変えられると思っていました。それは母が「法律は変えられるものだよ、だから今諦めるのは早いよ」って言ってくれたおかげです。大人になって薬剤師の国家資格を取りましたが、まだ法律が変わっていませんでした。でも周りの人たちが協力してくれたおかげで法律を変えることができました

ワコ:私もそれを拝見しました

早瀬:薬剤師になれましたが、薬剤師としてステップアップしたいと思っていた時、スポーツをしていたのでスポーツをしている人から薬についての質問や相談を多く受けるようになりました。でもスポーツファーマシストの資格制度がなかったので、海外の情報だけで本当にそれが正しいのか分からず、ハッキリと確信をもって答えることができませんでした。2009年に国内でもアンチ・ドーピングの考え方が確立してスポーツファーマシストの資格制度が始まり、この資格を取ろうって思ったんです。それは責任をもって答えたい、アドバイスしたいと思ったからです

ワコ:スポーツファーマシストは最近できた資格なんですね

早瀬:きちんと研修をして認定資格としているのは世界で日本だけなんです

ワコ:そうなんですか!

早瀬:自信をもって日本は最先端をいってるよ!って言えると思います

ワコ:先日仕事で行ったラグビーの中学全国大会では、スポーツファーマシストの方が来てクイズ形式でアンチ・ドーピングのことを伝えてました。啓蒙活動は早いうちからやるんだなぁって思いました

早瀬:そうですね。アンチ・ドーピングってスポーツの世界だけのようなイメージがありますが、実はドーピングに抵触するような薬は日常生活で使う薬の中にもあります。飲んではいけないものから、病気の時に飲むものなのに必要ないときに飲む。といった使用目的によって抵触する。健康なのに必要ない薬を飲む、筋肉を増強する効果があるとか息を長く楽にするといった効果がある薬。それは身体にとっては悪いことですよね。そういった意味では小さい頃からそれはダメなんだよと指導していくことはとても大事なことです

ワコ:そうですよねぇ

早瀬:覚せい剤がダメなことはみんな分かっていることです。それと同じレベルで指導していくことが大事です

ワコ:そうなんですね。ドーピングに抵触するものが日常生活にあって、それを選べるってことですよね

早瀬:そうですね

ワコ:全く無縁だと思ってました。ホントのアスリートだけのことではなく、普通の人もそれを選んでいる可能性
があるってことですね。ドーピングに抵触するような薬を飲み続けたり、必要ないのに飲んでいると体には良くないんですか?

早瀬:健康な状態でちょっと飲む程度であれば問題ないです。でも必要以上に飲み続けるとスポーツでは効果が出ますが、身体に対するダメージも出てしまいます。分かりやすい例で言えば女性が筋肉増強剤、男性ホルモンをちょっと飲む程度であれば体外に排出されるので問題はありませんが、飲み続けると筋肉はつきますが女性としての機能が低下して胸が大きくならない、子供を産むことができない、生理が来なくなるなどの影響があります。身体が男性化していくといった問題が出てきます

ワコ:なるほどねぇ

早瀬:特に子供の時は成長の段階にあるから影響が大きいと思います

ワコ:日常生活の中で簡単に手に入るんですね。スポーツ選手は自分の身体に合わせて選んでいると思うけど、気づかない人もいるでしょうから、これからますますスポーツファーマシストは大事になってくるんじゃないですか。オリンピックもあるし

早瀬:そうですね。2020年のオリンピック・パラリンピックにはスポーツファーマシストがドーピング検査で行くことになると思います。私は言葉のコミュニケーションでどうしても手話通訳をお願いする必要があるので、まだ迷っていてエントリーはしていないんですが、自分の経験のためにもやってみたいとは思っています

ワコ:スポーツをしているからこそ分かることもたくさんあると思うのですが、スポーツファーマシストはスポーツをしていなくてもなれますよね。現役で活躍されているスポーツファーマシストはいるんですか?

早瀬:トライアスロンとかいろんなスポーツをしながらスポーツファーマシストの資格を取っている方はいらっしゃいます

ワコ:そうですかぁ。スポーツをやっているとアドバイスの仕方も違ってくる

早瀬:そうですね。例えばドーピングに抵触する薬はそれぞれの競技によって微妙に違うんです

ワコ:そうなんですか!?

早瀬:基本的には同じですが、例えばアーチェリーだと飲むと落ち着く薬。普通は緊張すると手が震えてしまうけど、その薬を飲むと落ち着いて的を狙える。そういったアーチェリーだけはダメな薬もあります。競技によって異なるものもあるので、その競技をやっている方が詳しいですよね。もちろん基本的な薬に関してはみんな学びます

ワコ:競技ごとにも違いがあるんですね

早瀬:微妙なところなんですけどね

ワコ:オリンピック選手くらいになれば日頃から気をつけていると思いますが、気づかいないうちにドーピングに抵触している選手もいますよね

早瀬:いますね。例えば自転車のJBCFのレースでは国際大会ではなくてもドーピング検査をやることがあります。そのときは一般の選手も検査を受けるようになります。普段から薬やサプリメントなどを気にしないで飲んでいると、ドーピング違反になるかもしれません。ですから、その時だけ気をつけようではなく、自分の身体を守るために、自分がやっている競技を盛り上げる選手として、普段から意識をもつことが大事だと思います

ワコ:勉強になりました

ドーピング違反成分は身近なところにある

ワコ:アンチ・ドーピングに対するご自身が心掛けていることは?

早瀬:アンチ・ドーピングに関しては、普段から抜き打ちで検査が入るトップ選手だけでなく、それより下の選手でも自分の身体を守るために、そして競技を守るためにも必要なことです。ドーピング違反になる薬は毎年1回見直しがされています。内容が毎年変わるので、去年まで大丈夫だった薬が今年からダメになったり、その逆もあります。情報は常に更新されています。ですからその情報をしっかりと把握して、選手たちにしっかりと伝えていく方法を常に考えています。私は幸い日本障がい者スポーツ協会というパラリンピックの競技団体が加盟している日本のトップの団体、JPC(日本パラリンピック委員会)で活動させてもらっているので情報がとても早く入ってきます。外国の情報は英文なので、難しいところはありますが、早く入ってくる情報をしっかりと伝えることで自分自身も勉強したり積み重ねをしていかなければいけない。それが自分自身の目標というか考えです

ワコ:そういう情報はスポーツファーマシストにすぐ入るのではなく、自分で情報を取りに行かないといけないんですね

早瀬:そうですね。情報を探す人の方が多いかもしれません。私は世界から日本に入った情報はすぐにもらえる環境にありますが

ワコ:スポーツファーマシストとして、いち早く情報を得て選手目線で伝えられるのは強みですね

早瀬:リップクリームでドーピング違反になった選手がいるのは有名な話ですが、例えばニキビ薬もステロイドが含まれています。化粧品やハンドクリームなど直接肌につけるものにまさかドーピング違反の成分が含まれているとは思いません。選手としてスポーツファーマシストとして、もちろん女性としてきちんと情報をデフの選手たちに伝えたいと思っています。昨年トルコでデフリンピックが開催されました。全日本ろうあ連盟が毎回デフリンピックの前に選手たちに行う使用薬物調査を私が担当します。前回大会までは普通の飲み薬やサプリメントだけの調査だったんですが、今回は化粧品や直接肌につけるものまで調査して報告しました。最終チェックをするJPCのアンチ・ドーピング担当者は「化粧品まで調べたの?」と驚いていましたが、調べた中でいくつかドーピング違反になる成分が含まれているものがありました。今年は大丈夫ですが、昨年はグリセリンが禁止物質だったんです

ワコ:え~っ!そうなんですか?

早瀬:化粧品にはよく含まれているものですがダメだったんです

ワコ:化粧品もチェックしないといけないと気づいたのは女性ならではですよね。これ(ファイター)は安心して使えますよね

早瀬:とても安心です。思い出したんですが平昌オリンピックでドーピング違反になった日本人選手がいましたよね。違反の原因は恐らくコンタクトレンズの保存液です

ワコ:うそぉ~!

早瀬:海外で買った保存液だったようです。その中に利尿剤の成分が含まれていて、もちろん飲んだわけではないけど、レンズをつけたときにこぼれた液が体内に入ってしまい違反になったんです。ですから日常生活で使っているものでも違反になるんですから化粧品も同じですよね

ワコ:スポーツ選手はすっぴんでもいいという時代は終わりましたよね。女性だからいつまでもキレイでいたいという気持ちはあるし、スポーツをしているからこそ格好いい筋肉がついてキレイなボディラインなんだからメイクもしっかりするべきですよね

早瀬:確かに言われてみれば昔はすっぴんが多かったですよね。今の女子のスポーツ選手たちを見ているとホントにキレイにされている。そういった意味でも時代が変わってきていると思います。スポーツをしていても女性だからそれも楽しみたいし、スポーツをしている間も観られているからキレイにしていたいと思う気持ちはよく分かります

手話通訳:田村梢さん

ワコ:そうですよね!例えば日焼け止めを塗ることもアンチ・ドーピング認証を受けているかで全然違うと思います。ビーチバレーとかサーフィンとか日に焼けて当然っていう文化があると思うけど、ドーピングが気になって日焼け止めを使えない選手もいるかもしれないし、そういう意味でも大きな力になると思います

早瀬:化粧品というのは意外と盲点になっていると思います。違反成分が入っているものがある中で、アンチ・ドーピング認証を受けているってことは安心して使える。他の化粧品でも今回のことをモデルにしてスポーツ選手のことを思ってくれるといいなと思います 

肌ケアは重要

ワコ:日頃の練習の時も日焼け止めは塗るんですか?

早瀬:そうですね。20歳くらいの頃は日焼けしても全然平気だと思っていたけど、アグレッシブデザインシリーズを使うようになって、肌ケアの大事さを実感しました。使った時と使わなかった時の差があまりにも大きくてハッキリと分かります。使わないと肌がヒリヒリする感じがあるので、今までいかに肌をいじめてきたか大事にしてこなかったかを実感しました。なのでこれからも気をつけていこうと思って使わせてもらってます。ヒリヒリするのは当たり前だと思っていたんですけどとんでもないですよね。疲れ方も全然違います

ワコ:リカバリーが早い

早瀬:それもあります

ワコ:興味本位で聞くんですが、今日みたいにメイクするときもドーピング違反になるものかチェックしているんですか?

早瀬:買う前に成分を見ますね

ワコ:すごい

早瀬:食べ物もそうですね、サプリメントも。細かくは見きれませんが

ワコ:リップクリーム(エメレ)は使っていてどうですか?

早瀬:普通のリップクリームで日焼けをした後によくヘルペスができていましたが、これ(エメレ)を使うようになってからはできなくなりました

ワコ:ヘルペスができちゃうと補給食を摂るときも気になっちゃいますよね

早瀬:そうですね。何よりも人に見られるのが嫌で、ヘルペスができた時はマスクで隠していました

ワコ:唇の調子がいいのはいいですね

早瀬:普通のリップクリームでは日焼けをしてしまうので

ワコ:唇で顔の印象が変わるし、乾燥していると自分も気になっちゃう。唇のケアはとても大事だと思います。これは日中必ずつけた方がいいですよね、気温が高い日に持ち歩いても溶けないし。私は登山をしているんですけど、日差しが強いからちょっと出しておくと溶けちゃうんです。これ(エメレ)だと夏山でも冬の雪山でも気にせず唇のケアができます。日焼け止め(ファイター)はもちろんだけど、これ(エメレ)はお勧めです

早瀬:日常使いでもいいですよね

ワコ:アスリートは唇が割れてしまうと補給食や水が摂りにくくなるし、メンタルにも影響がありますから、唇って重要ですよね

早瀬:そうですね。あとデフジャパンチームの男子選手が特に日焼け止め(ファイター)を使っています。彼らはこれ(ファイター)は落ちることがないので目に入らないから沁みないと言っています。目に入ると見にくくなって危ないですよね。汗をかいても落ちないというのはとても大事です

ワコ:これ(ファイター)は汗をかいても落ちないから目に入らない。当たり前だけど大きな違いですね。こっち(ウルス)はどうですか?

早瀬:これはすごく好きなんです。肌がつるつるになるんですよね。20歳くらいのときに友達にクリームを塗る時は首まで塗った方がいいんだよって言われてずっとやってます。女性はどうしても首に年齢が出る(笑)

ワコ:出る出る(笑)

早瀬:だからずっと塗り続けています(笑)

ワコ:(笑)確かに首のしわが少ない!

早瀬:これだけはずっと努力し続けています。その積み重ねかなって思います

ワコ:ホントに少ない!私もしっかり首をケアしてます(笑)。これを塗ってると翌朝が違いますよね

早瀬:分かります!これ大好きです!

ワコ:人の肌は80歳になっても90歳になっても成長しようとするんですって。だからケアはしなきゃダメだよって皮膚科の先生に言われました。汗で落ちちゃうからってメイクしない、年を取ったからケアしないじゃなくて、メイクもケアもした方がいいんですよね

早瀬:そうですね。これを使うようになって手抜きをしてもキープできてるって感じ、安心感がすごくある。これ(ファイター)もファンデーションと混ぜて塗るようにしています。いつもこの日焼け止め(ファイター)を塗って、もうこれで1日OK!って発見をしてすごくラクになりました

ワコ:その使い方は新しいかも!今までに何人かインタビューさせてもらいましたけど一人もいなかったです

早瀬:私は合理的に(笑)

ワコ:色の補正もできるし、簡単にできて薄く済むならいいですよね

早瀬:今はこれ(ファイター)に合うリキッドファンデーションを探すのが趣味になっています(笑)

ワコ:なるほど(笑)

早瀬:合わないと混ざらないので、合うのを見つけるのは楽しいですね 

2025年デフリンピックを日本に誘致

ワコ:最後に日本ろう自転車競技協会の活動についてお聞かせください

早瀬:日本ろう自転車競技協会がない頃は個々に自転車を楽しんでいましたが、国際大会やデフリンピックに出るためには協会(組織)が必要なので2010年に設立しました。その時に私は入っていなくてMTBに趣味で乗っている程度でした。国内の大会には出ていて国際大会に出ることは考えていませんでしたが、協会が設立されたことで国際大会への架け橋ができたので、私も国際大会を目指したいなと思うようになり、今は国際大会を目指す強化選手として活動しています。協会には国際大会を目指す人だけでなく、趣味で走る人もいます

ワコ:協会がないと国際大会には出る方法はないんですか?

早瀬:ないです

ワコ:素晴らしいですね、選手たちの後押しをできるってことは

早瀬:それまでは個々に好きなレースに出ていましたので、スタートの時にピストルの音が聞こえないので指でカウントダウンをしてくれませんかと個別にお願いをしましたが、協会ができてからはジャージも赤のすごく目立つものを作ってみんなが着ることで、周りの人にもあのジャージを着ている人は聞こえない人だと知ってもらえたので、お互いに助け合ったり気をつけることができる。そういう面で組織的な動きができるようになったことは大きいですね。今もどこの大会でも赤いジャージで走っています

ワコ:赤いジャージを見れば誰もが分かるんですね

早瀬:そうです。特別に耳が聞こえないから赤いジャージというルールはありませんが、協会として作って、それを変えずに使い続けていることで、全国各地で認知度が少しずつ上がってきています。そのおかげで大会運営者が率先してスタートのカウントダウンを手で示してくれたりボードを用意してくれるようになりました。アナウンスでルールや周回数の変更があっても私達には聞こえませんので、コミッセールや周りの選手たちが身振り手振りで教えてくれて、みんなができる方法でサポートしてくれるようになりました

ワコ:今のような状況になる前はご苦労されたこともありましたよね

早瀬:そういうこともありましたね

ワコ:それも改善されたということですよね

早瀬:周りの人たちが見てくれるおかげで強化につながっています。それが結果的に国際大会でのいい結果につながったのかなと思います

ワコ:選手としての目標は?

早瀬:国際大会はデフリンピックだけじゃなくて、UCIグランフォンドは年齢別カテゴリーに分かれていて毎年1回アマチュアの国際大会として開催されています。海外の女性選手の最高齢が70歳以上、男性の選手では80歳以上の方も出ています。自転車はいくつになっても乗れるものなのでずっと続けていきます。でもデフリンピックとなると年齢的に厳しくなってきます。次は2021年でアメリカかドバイになりそうですが、その次の2025年は日本に誘致しようと計画しています。日本のどこで開催するかは決まっていませんが、日本に誘致することは決まっています。ですからこれから7年間取り組んでいきます。2021年は選手として出場するつもりですが2025年はアラフィフになりますので選手ではないかもしれません。ただスポーツファーマシストとしてはドーピング検査をしますし、アンチ・ドーピングの活動は行っていきます。皆さんの力をお借りして2025年は日本で開催したいと思っています

ワコ:誘致するのってホントに大変なんでしょうね

早瀬:大変だと思います。誘致に成功しても開催して成功するまで長い期間になります。そのためにも2年後のオリンピック・パラリンピックにスポーツファーマシストとして聞こえないことで少し迷いはありますけど、ぜひやってみたいという気持ちを持っています

ワコ:やる気に満ち溢れているのがお話をお聞きしてよく分かります。日々気をつけていることはありますか?

早瀬:特にはないですが、楽しむことですね。くだらない些細なことでも楽しむ。色々と気にしすぎてしまうタイプなんですが自分にとってためになること、有意義なことは視野を広げて試してみる。そういう努力はしていきたいなと思っています

ワコ:今日は元気をいただきました(笑)

早瀬:私もワコさんとお会いできて楽しいことがどんどん増える縁ができました。いつか一緒に何かできるといいですね

ワコ:そうですね、ありがとうございます。嬉しい!

早瀬:とんでもないです。

ワコ:今日はありがとうございました

早瀬:ありがとうございました

手話通訳:田村梢さん

2018年10月29日収録

Profile - 早瀬 久美

夏季デフリンピック2013年ソフィア大会、2017年サムスン大会で2大会連続の銅メダルを獲得するなどアスリートとして活躍。聴覚障害者として日本で初めて薬剤師免許を取得し、アスリートとしての経験を活かしスポーツファーマシストとしも活動している。

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